彼女の荒野
もやしを入れた味噌汁を食べていたんだけど
何故か妙にラーメン二郎が食べたくなってしまった
優しい言葉が時に相手の逆鱗に触れるようなこともあるのだ
仕方ないな、なんて考えていると
ラーメン二郎が初の関西進出を果たしたという話を思い出した
京都に出来たそうだ、一度行っておきたいものだ
覚悟とはなんだろうか
何もかも嫌になりそうな時なんて数え切れないほどあるが
それをいちいち乗り越えるのが覚悟だろうか
そもそもそんな風にならないのが覚悟だろうか
"苦悩のわりに実りのない、この感性を"
おれは愛してやれるのかな
見渡すかぎり一面の荒野を、一度だけ見たことがある気がする
歩き疲れてしまったからといって、死んでしまうことはない
一度ゆっくりと休めばいいよな
おれは何となくまだどうにかなるような気がしているのだ