なんとなく暖かくなりはじめると
違う世界に来たような気分になる
冬に慣れてしまって、春のひとつひとつにそわそわしてしまう
桜が咲いたりなんかしちゃって
綺麗だな、花見とかしたいなって思いながら
憧れの人に会う機会というのが増えてきたが
未だに慣れないな
「青春」なんて呼んでしまうのは良くないのだろう
でも、紛れもなくおれの青春だ
目の前にいる
感情があるのだな
なんて、当然のことに驚いてしまう
修羅のように思っていた、彼も人間なのか
桜の花びらの落ちるスピードを
こんなにも沢山の人が理解しているという状況
不思議でたまらんな
おれは春がそこそこ好きだな